死ぬかと思ったこと
お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」
死ぬかと思ったことは2つあります。
1つ目は、小学生の頃海水浴に家族に出かけたときです。
海でフロートマットに乗り姉と遊んでいたところ、波に襲われひっくり返されたのです。
ゴーグルもせずに不意に落とされ、私は水中で目を開けられませんでした。
早く水中から顔を出したい、と思っても上から力がかかり全然上がれません。
次第にパニックになり息も苦しくなってきました。きっと姉がいたずらしているに違いないと怒りも湧き、力一杯頭上を殴りました。
すると一気に顔が出せ、急いで呼吸をしました。少し落ち着くと思った以上に浅い場所でびっくりしたのと、遠目で姉が呆然と立ち尽くしていました。
どうやら私はフロートマットの下に落ちたようで、そこで上がれずもがいていたようでした。
今思えば大事にならなくて良かったなぁと思います。
2つ目は社会人4年目くらいの出来事です。新設された営業部署へ異動し、とても仕事ができる先輩と付きっきりでお客様周りをしていました。
先輩の仕事を近くで見ることはとても刺激的で、新しい仕事もうまくいかないことばかりだったけど楽しさも感じていました。
いくら若いとはいえ、楽しさもあったとはいえ、毎日23時頃まで仕事をしているとどんどん精神的に参っていたのかもしれません。
ある日電車にのって会社へ向かおうとすると、なぜかいつもの電車に乗れませんでした。どうしてか、全く違う方向の電車に乗ってしまうのです。
気づいたら私は遊園地にいました。決して職場ではありません。
とりあえず会社には連絡をいれました。今思えば「なぜか会社に行けない」という意味不明な電話を当時の上司は優しく受け止めてくれました。
次の日も電車に乗って会社へ向かおうと挑戦しました。しかし最寄駅が近くなるにつれて涙がでてきました。何も悲しいことはないのに何故か涙がでるのです。
最寄駅でなんとか降りましたがどうしても会社へ向かえませんでした。
先輩に「会社へ行けない」と電話したところ、すぐに迎えにきてくれました。
仕事が嫌なわけではなかったのに、どうしてああなってしまったのか今でもきちんと整理がついていないのですが、あの時の自分は「このまま会社もやめて消えてしまいたい」と思っていました。
自分なりに楽しさを感じて一生懸命先輩に追いつこうと思って頑張ってたはずなのに、いつのまにか心がすり減っていたのかもしれません。
その後その部門は解散となり、私も転職しましたが、あの時の経験は私の中でも貴重な財産です。
今こうして健康で仕事ができ、生活できていることに感謝します。
いびきすら愛おしくなれば解決なのかも
夫のいびきがうるさい。
いびき外来へ診察を受けに行ってもらったが、鼻の穴が小さいことと肥満気味が原因とのことだった。無呼吸症候群ではないとの診断結果だったが、急にいびきが止まると息をしているか少し心配になる。
根本的な対策としては痩せてもらうしかないものの、痩せていた頃も深酒した時はいびきをかいていた気がする。
いびきが私の睡眠を阻害することくらいしか弊害がないのであれば、どのように対処するかを良いのか考えたが、今のところベストなのは私が先に眠ることだ。
ごく稀に夫が先に眠ることがある。この時の対処がまだ見出せていない。
耳栓をして眠っていた時期もあったが、耳穴が傷ついてしまってしまったのでこれは諦めた。
YouTubeで「いびき」と検索すると、「いびきをとめる音楽」「いびきがうるさくて眠れない」とサジェストが出てきて、悩んでるのは自分だけではないんだなあと思った。
果たして音楽はどこまで効果があるかは懐疑的ではあるが、これに縋るしかないのだろうか。途中で広告が流れたら効果もオジャンになってしまう気もしてなかなか手を出せない。
地鳴りのようないびきも落ち着き、すうすう寝息が聞こえてきた。好きな人の一番近くでこうした呼吸音を聞けることは幸せだ。